- ギター以外に必要なものが分かる
- 最低限用意すべきものが分かる
- ギターが低コストで始めやすくなる
ギター本体だけもお金がかかるのに、それ以外にも沢山必要になるものがあります。
しかし、最低限必要になるものが分かれば、費用を抑えることができます!
- ギターを始めたい人
- 費用に不安があり、少しでもコストを抑えたい人
- 何を買ったらいいか分からない人
- どんなものがあるか気になる
この記事を読むことで、費用の心配を軽減できると思いますので、最後までご覧ください。
最低限必要なものリスト
まずは結論から
必要度 | 必要なもの |
弦 | |
アンプ | |
ピック | |
チューナー | |
シールド |
参考価格は全て1つまたは、1セットの価格です。最高級や最安値は省き、通常使われる値段帯のものを参考にしています。
あくまでも個人的に思う優先順位になります。
弾きたい内容や自宅環境などによって多少変化しますので、参考までにご覧ください!
ギター以外に必要なものの分類
そもそもなぜ、エレキギター以外に必要なものがあるのでしょうか?
必要なものは大きく3種類に分かれます!
絶対に必要なもの
1つ目はエレキギターの構造の問題により、必要なものがあります。
下の図はエレキギターが音を出すまでの過程を表していますが、音を出すためには様々なものが必要になっています。
この種類のものは、必ず必要になりますので、準備しておきましょう!
例としては、「アンプ」や「弦」がこれにあたります。
今回は、ここに当てはまるものを中心にまとめています!
楽しく豊かにするもの
2つ目は、音を変えたり、ギターの可能性を広げるために必要になるものがあります。
これらを用いることで、ギターが楽しくなり、モチベーションが上がります!
また、練習を効率的にしてくれるなど、余裕があればぜひ揃えたいものになります
例としては、「エフェクター」や「練習用アイテム」がこれにあたります。
練習を豊かにするアイテムはこちら
メンテナンスに使うもの
3つ目は、大切なギターの寿命を長くするために必要になるものです。
こちらも、ないとダメというわけではありませんが、せっかく購入したギターを長く使うためにはメンテナンス必要です。
余裕があれば、ぜひ用意したいものです!
例としては、「クロス」や「指板用オイル」がこれにあたります。
1と2つ目はエレキギター特有の必要なものになりますが、3つ目はアコースティックギターにも共通しています。
始める時に必要になるもの5選
今回は、これからギターを始める人が必要になるものをまとめてみました。
エレキギターについて詳しく知りたい方は、こちの記事を参考にしてみてください。
弦(必要度:👍👍👍👍👍)
弦はギター本体の次に重要なものになります!
これがないと、エレキギターとしての音どころか、生音も出ません。
また、初心者は慣れない動きからついつい力が入ってしまい、弦が切れてしまうことがよくあります。
弦は消耗品ですので、出来ればストックを用意しておくとよいでしょう。
ちなみに、一般的には1カ月に1回(梅雨などの湿気が多い時期は2週間に1回)は交換した方がよいと言われています。
また、サビてきた場合や音が悪くなった時も交換した方がいいですね。
僕の初心者の頃は、何度も弦を切ってたな……
弦は様々なメーカーから発売されており、また、弦の柔らかさや細さなども選ぶことができます。
D’Addaruo(ダダリオ)の弦の場合
- SUPER LIGHT
弦が細く柔らかいため、初心者におすすめ! - REGULAR LIGHT
一番定番のモデル。迷ったらこれ! - MEDIUM
ジャズなどに向いているモデル。 - HEAVY
ドロップチューニングもしやすい。ヘヴィな音楽におすすめ!
各メーカーによって、太さや柔らかさが違いますが、今回はメジャーなD’Addaruo(ダダリオ)を例にあげています。
上記の他にも種類がありますが、分かりやすいものをピックアップしています。
おすすめの弦
何を買うか迷う場合には、D’Addaruo(ダダリオ)のREGULAR LIGHTがオススメです!
練習していて指が痛くなりやすい方や、押さえる力が弱い方は、SUPER LIGHTにするとよいかと思います。
弦交換の方法はこちらの記事を参考にしてください。
アンプ(必要度:👍👍👍👍)
エレキギターとしての音を出すのであれば必須レベルなのがアンプです。
なくても練習はできるため、必要度は1点減点しました。
アンプは大きく「コンボアンプ」「ヘッドホンアンプ」「スタックアンプ」の3種類に分かれます。
(スタックアンプは、ライブで使用するような大きなものですので今回は省かせてもらいます。)
コンボアンプ
実際にアンプのスピーカーから音がでるので、音を体で楽しむことができ「弾いてるな~」という感じがするところが魅力です!
小さいライブをしているような気分になるので、練習のモチベーションが高まります!
僕自身も、コンボアンプで爆音でギターを弾くのが大好きで、実家にいる時はライブスタジオくらいの音を出して弾いていました。(実家が近所の家すらも遠いような田舎なのでできました(笑))
デメリットは、アパートなどでは使用しにくいというところです。
その他には、シールドが必要になるので、コストが掛かります。また、それなりに大きいものを買うと持ち運びが大変だったりします。
実際のライブを想定すると、コンボアンプかスタックアンプを使用することになるので、アンプの操作にも慣れるという意味でもコンボアンプを使用すると良いと思います。
今は、軽量モデルやイヤホンを挿せるモデル、Bluetoothでスマホと連携できるモデルなど様々なアンプがあるよ!
ヘッドホンアンプ
コンボアンプの様に体で音を感じることはできませんが、外には音が聞こえませんので、アパート住まいの方や夜間の練習に向いています。
また、エフェクターを内蔵している物も多く、ヘッドホンアンプを買ってしまえば、「シールド」や「エフェクター」を購入しなくても、すぐに楽しむことができます。
コンボアンプにも同様の機能が搭載しているものもありますが、ヘッドホンアンプの方が安価です。
上の写真は僕が実際に使用しているヘッドホンアンプですが、スマホとBluetoothで連携し、エフェクターの調整やスマホに入っている音楽と一緒に弾くこともできます。
そして、この機能があるのに当時7,000円程度で購入しました!
今はアパートの住んでいるから、ほとんどヘッドホンアンプを使ってるよ!
おすすめのアンプ
音を出してもいい環境にいる方は、コンボアンプのMarshall MGシリーズをオススメします!
アパート住まいや夜間の練習がメインの方は、ヘッドホンアンプのNUX Mighty Plugをオススメします!
ピック(必要度:👍👍👍👍)
弦を弾く際に必要になるものです。
指で弾く奏法もあるため、1点減点していますが、通常のギタープレイをしたい方はほぼ必需品レベルです。
ピックには形や材質、厚さなどの違いがあり、弾きやすさが変わります。
一応どの形がどのようなプレイに向いているかなどはありますが、手の大きさや指の形によって変わりますので一概には言えません。
主な形 | 用途 |
ティアドロップ型 | ・少ない力で弾ける ・リードギターに向いている ・コードも可能 |
トライアングル(おにぎり)型 | ・安定して持てる ・バッキングに向いている ・長持ちする |
ジャズ型 | ・ジャズに向いている ・高速ピッキングがしやすい ・メタル系の曲にも向いている |
比較的安価ですので、何種類か試してみるのもアリです!
ピックも弦同様に消耗品なので、予備をしておくとよいでしょう。
ギタリストあるあるだけど、家のそこら中からピックが出てくることがあるよ(笑)
おすすめのピック
初めての方は、万能なティアドロップ型をおすすめします!
硬さ(厚さ)は、平均的なMEDIUMが良いと思います!
チューナー(必要度:👍👍👍👍)
ギターの音を合わせる時に使うものです。
レギュラーチューニングが一般的ですが、6弦側から順にE→A→D→G→B→Eという音になります。
こちらの記事に→チューニングの方法をまとめています。
ドレミ表記 | ド | レ | 三 | ファ | ソ | ラ | シ |
英語表記 | C | D | E | F | G | A | B |
スマホアプリで代用できることや、チューナーを使わないチューニング方法もあるため、1点減点していますが、精度の問題もあり個人的にはチューナーを用意した方がよいと思います。
チューナーは大きく。「クリップ型」「カード型」「ペダル型」「ラックマウント型」に分かれます。
ラックマウント型は、アーティストが使用するようなモデルで高価なため、今回は一般的に使用されるクリップ型~ペダル型を紹介します。
クリップ型
シールド等を繋げる必要はなく、ギターのヘッドに取り付けて使用します。
あとはそれぞれの弦を弾いて、合わせていくだけですので、シンプルで使いやすいです。
アコースティックギターやベースにも使用できます。
ヘッドについているため、座っても立っても使用できます。
コンパクトかつ操作がシンプルで、価格が安いのが魅力です。
一方、クリップでヘッドにつけているだけですので、激しいギタープレイをすると落として壊れる可能性があります。
また、練習スタジオなどで他の楽器の音が大きい時は、反応しにくいことがあります。
豆電池式のものが多く、自宅に置いていないことがあると思いますので、豆電池の予備も準備する必要があります。
スタジオなどにはいかず、自宅での練習がメインの方にオススメです!
今後、アコースティックギターを買う予定の方にもオススメです!
カード型
主に管楽器などで使用されているチューナー。
操作は簡単で、電源をつけて、各弦を合わせていけばOKです。
小型、譜面台に置ける、安価などがメリットになります。
デメリットとしては、他の音を拾いやすいところが挙げられます。
また、置き場が必要になるため、楽譜を見ながら弾かない楽器の場合は利便性が悪いこともあります。
カード型はチューナーにシールドを挿せるので、手間は増えてしまいますが、安定したチューニングが可能になります。
ギター以外の楽器にも使用することを想定している人にオススメです!
ペダル型
エフェクターと同じように、足元に置いて使用します。
(僕の場合はマルチエフェクターの中にチューナー機能が搭載されています)
シールドを繋いで使用するため、精度がよく、周りの音には左右されません。また、エフェクターボードの中に組み込めるため、激しいギタープレイをしてもOKです。
デメリットとしては、ちょっとした練習の際には準備が面倒なことや、ほかのチューナーと比べて価格が高いことが挙げられます。
ライブを想定している方にはおすすめのチューナーです。
おすすめのチューナー
練習がメインの場合には、クリップ型チューナーがオススメです!
ライブもする予定の方には、ペダル型チューナーがオススメです!
僕も自宅ではクリップ型で、スタジオではペダル型を使ってるよ
シールド(必要度:👍👍👍👍)
コンボアンプを購入する予定の方や、エフェクターを使いたいという方には必須になります。
一方で、ヘッドホンアンプを使用する予定の方には必要ないので、1点減点しています。
ギターの電気信号を最終的にアンプへ伝える役割があります。
体でいうところの「神経」や「血管」にあたる大切な役割を担っていますので、シールドを安価にしすぎてしまうと音質に影響します。
せっかく良いギターとアンプを買っても、シールドがしょぼいと音も悪くなるんだよね……
シールドのプラグ形状は主に2種類あります。
片方ずつ違うプラグ形状のものや、両方等も同じプラグ形状のものがあります。
表記
- S/S(ストレート/ストレート)
- L/L(L字/L字)
- S/L(ストレート/L字)
主な用途は、「ギターをアンプに繋げる(シールドケーブル)」「エフェクター同士を繋げる(パッチケーブル)」となります。
シールドケーブル
「ギターからエフェクター」「エフェクターからアンプ」「ギターからアンプ」に使用するシールドの場合はある程度長さがあるものを使用することをおすすめします。
自宅での練習がメインの場合には、1.5~3.0ⅿを使用するとゆとりをもってギターを弾くことができます。
プラグの形状はSでもLでも大丈夫だと思います。
ただ、エフェクターボードがキツキツの場合にはL字がオススメです!
僕は3ⅿのシールドを使ってるよ!
パッチケーブル
写真の様にエフェクター同士をつなぐ場合には長いと邪魔になることがあります。
長さは15~30㎝が良いです。また、プラグ形状はL字がオススメです。
ちょうどよい長さが見つからない場合には、自作する場合もあります。
また、ケーブル部分がなく、プラグのみのものもあります。
おすすめのシールド
コスパが良い国内ブランドの「CANARE(カナレ)」、または海外ブランドの「BELDEN(ベルデンの)」のシールドがオススメです!
どちらも、「業界標準」であり、プロのレコーディング等でも用いられるのにリーズナブルです。
僕はどっちも使ってるけど、最高のパフォーマンスだよ!
余裕があれば用意したいもの
必要なものよりは優先度が下がりますが、あるとギターが楽しくなったり、練習がしやすくなるものをピックアップしました。
ニッパー(必要度:👍👍👍👍)
弦を交換する時などに使用するものなので、「必要になるもの」の次に大切だと言っても過言じゃありません。
弦は必要な長さよりも長くなっていますので、余分な分を切る必要があります。
また、サビている弦を交換する際にも、ニッパーで弦を切りますね。
この写真の様に、あえて切らずに丸めたりするアーティストもいますので、絶対切らないといけないわけではありません。
ハサミだと刃こぼれするから、ニッパーでやると良いよ!
エフェクター(必要度:👍👍👍)
様々な種類がありますが、共通して言えることは、エレキギターの良さ・楽しさ・可能性を引き出すために必要なものだと思っています。
エフェクターを使用することで、雰囲気が一気に変わります。
一度ハマると、抜け出せなくなるほど、深い領域になります。
一方で絶対に必要なものではありません。
プロでもエフェクターを使用せずに、アンプの調整だけで音作りをしている方もいます。
また、アンプにエフェクターが内蔵されているものも増えてきているので、ライブをしないという方には必要性が低くなっています。
エフェクターは沼だから気を付けてね(笑)
ギターケース(必要度:👍👍👍)
ギターを持ち運びする方には必須アイテムです。
持ち運ぶ必要がない方も、ギターの保管用として使えます。
ギターをそのまま置いても大丈夫ですが、ギターは木材で出来ていますので、温度や湿度などによってネックが沿ってしまったり、弦が錆びやすくなったりします。
ギターケースにいれることで、ある程度これらを防いでくれます。
ギターケースには、「ソフトケース」「セミハードケース」「ハードケース」がありますが、特にハードケースは保管に向いています。
僕は使用頻度が少ないギターは、ハードケースに入れて保管してるよ!
ストラップ(必要度:👍👍)
立って弾く方には必須アイテムです。
ライブをする人だけでなく、立って弾くことは練習にもなりますので、積極的に練習をしていきたい人にもオススメです。
一方で、ライブを想定していない人には、なかなか出番が少ないのも事実です。
もし、準備する場合には、長さや太さ・素材を見ると良いですよ!
肩に負担をかけたくない方には、太めのものをオススメします!
初めは無くても大丈夫ですが、スタジオでの練習やライブをする予定ができたら準備してみてください!
僕は練習の時から立って弾くことが多いから、長時間使っても疲れにくいのを使ってるよ!
消音グッツ(必要度:👍👍)
「アパートだからできない」「子供が寝てからでないと練習ができない」という理由でギターを初められない方も多いと思います。
そのような場合には、なるべく音を小さくする対策をすることで、比較的練習がしやすくなります。
絶対音が出ないわけじゃないから、よく確認してね!
指板用オイル(必要度:👍👍)
「ないと困る!」というものではありませんが、弦を錆びにくくしたり、滑りが良くなるので指が痛くなりにくいという効果があります!
少しでもギターの弦を長く使いたい、練習しやすくしたいという方はあった方がよいアイテムです。
プロも使用しており、弦に吹きかけて滑りを良くしてから本番に臨む方も多くいます。
800円ほどで購入できるので、余裕がある方は用意してみてください!
クロス(必要度:👍👍)
指板用オイルを弦全体に塗ったり、ボディーの汚れを拭き取ったりするために使用します。
オイルを使用しない方でも、練習後は手の汗や皮脂が付着しており、放置するとサビの原因となるため、クロスでふき取ることをおすすめします。
こちらも「絶対にないとダメ」というものではありませんが、ギターを綺麗に保ったり、メンテナンスするには欠かせないものです。
安いものであれば、500円前後で購入できますので、準備をしておくとよいと思います!
まとめ
- ギターには準備するアイテムが多い
- これから始める人は「必要なもの」から準備
- 「余裕があれば用意したいもの」を少しずつ準備
いっぱい使うものがあるんだね~
無理なく集めていこうね!
これだけ買うなら、「ヘッドホンアンプ」がオススメですよ!
こちらの記事では、ギターボーカルへのロードマップをまとめています。「今後はギターボーカルになりたい!」と言う方は、ご検討ください。
ギターの効率的な練習はこちらの記事にまとめてありますので、ご検討ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
このブログでは、「これからギターを始める人」「ギターボーカルを目指す人」に有益な情報を発信していきます!
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